業界スコープ

タイロッドエンドブーツとスタビライザーリンクを交換しました(その3)

右側の修理が完了しましたら、左側の修理を行いますが、手順は右側と同じです。
今回は編集部の取材カーでは同時にスタビライザーリンクの修理も行います。

スタイビライザーリンク修理前
曲がっている左スタビライザーリンク

どうしてこのような事が起きるかといいますと、コンビニやレストラン等の駐車場の
車止めや溝等に脱輪させたりと理由は様々かと思いますが、知らずしてヒットさせて
しまう事が誰しもあることはではありますが、最近の車は車高が低くなっている事も
あり、起きやすいのは事実です。
ですが、このままでは車検で国の検査官に指摘される可能性もありますので、
修理を行いました。

スタビライザーリンクの修理

スタビリンク左

部品一覧写真つき

途中までのプロセスはタイロッドエンドブーツ交換と同じですので省略しますが、
圧入までが終わった段階でスタビライザーリンク上側のナットをゆるめます。
ですが、下側は曲がりに加え、取材カーは新車から5年間長野県の企業でリース車両
として使われておりましたので塩カルのさびも加わりナットを回して撤去することは
困難でしたので職人の方であればおなじみのディスクグラインダー
(別名:サンダー、ベビーサンダー)登場です。

サンダー ディスクグラインダー

サンダー切断箇所

下側では、ディスクグラインダーの歯が入る箇所がありませんので、写真にあります
黄色の線の位置をめがけて一気に

観よ!
      サンダーボルトの威力 
                       サンダーボルトの
             威  力  !

ではありませんが、一気に切断して撤去を行いました。
そして、図面どおりに組み立てて最後に上部のスタビライザーに差し込もうとしましたが、
ゴムの弾力の力もあり、穴の位置と合いませんでしたので、フロアジャッキの棒でグイッと
スタビライザーロッドを押し下げてボルト穴にはめてからナットを閉めこみました。
完成しましたら、タイロッドエンドを復旧して完了です。

左側完了
完成した左スタビライザーリンクとタイロッドエンドブーツ一式

作業が終わったら、あたりは真っ暗でしたが、取材カーには照明器具とDC/ACインバータが
積まれておりますので明かりは確保できましたが、本当に長い一日だったような気がします。
ですが、取材カーの修理はまだ続きます。
次回の記事では、車検に備え、大規模な修理が予定されており、現在、編集部では検証と
同時に必要な機材や材料を準備しております。
年末に入ってしまうかと思いますが、ご期待頂ければと思っております。

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2017/10/16(月) | トラック/自動車等 | トラックバック(0) | コメント(0)

タイロッドエンドブーツとスタビライザーリンクを交換しました(その2)

SST工具でタイロッドが外れましたら、ひっくり返して小さなマイナスドライバ等を
使って古いブーツをタイロッドエンドから取り外して下さい。
このタイロッドエンドブーツはリングとゴムで挟んで入れて(圧入)あります。

外してひっくり返したところ
タイロッドエンドをひっくり返して上向きにしたところです。

作業取っ手この作業をする際、タイロッドが動き、作業がしにくいので
筆者は思わず道具箱から75mmの万力を引っ張りだして
持ち手を作りました。

外し終わりましたら、パーツクリーナー等で清掃と点検を行ってください。
もし、ここで軸を持って回してみて軽く動いたり、勝手に軸が倒れたりする場合は、
ガタが出ておりますのでブーツ交換より、ASSYにてタイロッドエンドの交換
お願いします。

清掃と点検が完了しましたら、タイロッドエンドにグリスを盛ります。

グリス塗布量
AZ製リチウムグリース AZ社製リチウムグリース

グリスが盛れましたら、交換用のブーツをまっすぐに入れます。

ブーツ取り付け
交換用ブーツを装着したところです。
大野ゴムDC1125 交換用ブーツ 大野ゴムDC-1125

装着が完了しましたら、タイロッドエンド交換用ブーツを圧入します。

圧入中

圧入
水道用3225異径ソケット 水道用異径ソケット

今回、筆者は圧入するにあたり、32mmのソケットの駒などの工具がありませんでしたので、
水道用の32-25の異径ソケットを使用しました。
中には塩ビ水道用の異径ソケットやラチェットの駒等を用いる方もおられますが、軽度の
圧入ですので今回はこの方法をとりました。
最近の車ではこのような圧入方式が多いですが、旧車ですと、針金等で縛る車種も
ありますので、下見の段階でご確認頂ければと思っております。
圧入が完了しましたら、車両に取り付け、ロックナットを閉めてからピンをセットしたら
完了です。

右タイロッド完了
交換が完了した右側タイロッドエンドブーツ

続いて左側も同様に修理しますが、編集部の取材カーでは併せて左側のスタビライザー
リンクの修理も行いました。

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2017/10/16(月) | トラック/自動車等 | トラックバック(0) | コメント(0)

タイロッドエンドブーツとスタビライザーリンクを交換しました(その1)

読者の皆様のために取材活動を続ける当編集部の取材カーも新車から今年で
14年目を迎えており、長年の使用から不具合箇所が多数見つかっております。
このままでは取材活動を維持できないばかりでなく、車検に合格できない+
事故等の原因にもなりますので、筆者が修理を行う事しました。
今回はタイロッドエンドブーツ交換とスタビライザーリンクの交換を行いたい
かと思います。

破れたタイロッドエンドブーツ
ゴムブーツが割れてグリスが飛び出しているタイロッドエンドブーツ

先日の事ですが、取材カーのシフトレバーがやたらに前に行くようになり、点検を行って
いたところ、2本あるネジの一つが脱落している事と併せてタイロッドエンドのブーツが
破断してグリスが漏れだしている事を筆者が発見されました。
そしてシフトレバーの部品を注文するためにいつものディーラーさんに行ったところ、
部品の場所がわからないという事で半地下のピットで若い整備士さんと一緒に確認を
していたところ、タイロッドブーツの事と併せてスタビライザーリンクのナットが曲がって
いる事が発見され、こちらの修理も同時に行う事にしました。

タイロッドエンドとは自動車のハンドルを左右どちらかに切りますと、タイヤが左右に
動きますが、その際にハンドルのギアからタイヤを同時に左右に押し・引き(フロント
ナックルを押す・引く)
際に使われる重要な部品です。
もし、この部品の左右どちらかのブーツが破損してゴミが入ったり、折れたりして
一つでも破損しますとハンドルが切れなくなり、走行不能になります。
自動車には様々な箇所でゴム製の部品が使われており、今回作業をしますタイロッド
エンドブーツもゴムの仲間の一つであります。
ところが、最近、メーカーは何を考えているのか、これらの部品を何でもかんでも
ASSY交換させる動きがあり、部品の価格が上がってきている現状があります。
ですが、「捨てる神がいれば拾う神もあり」の諺の通り、前回のブレーキパッドと
同様に社外メーカーが肝心の部品を製造をしておりましたので今回はブーツのみを
交換しました。

タイロッドエンドブーツ交換
ジャッキアップして前輪の左右のタイヤを外します。
すると正面から左側のナックルに丸状の部品と棒状の物が見えるかと思います。
(トップの写真を参照)この部品がタイロッドエンドです。
部品であるタイロッドエンドカバーを交換するため、下側のロックナットからピンを抜き、
17mmのメガネレンチでロックナットをゆるめます。

ネジゆるめ  ロックボルトをゆるめております。

ロックボルトをゆるめ終わりましたら、SSTタイロッドエンドプーラーをセットします。

タイロッドプーラー取り付け
タイロッドエンドプーラー アストロプロダクツ製 ¥1,566(税別) タイロッドエンドプーラー 

このツールの使用上の注意と使用箇所の詳細は追記にございます。

プーラ使用中
工具のねじを回してタイロッドエンドを抜く作業をしております。

SST工具のタイロッドエンドプーラーのネジをソケットレンチ等で閉め込みます。
写真では建築工事用のシノー付きガチャを使用しておりますが、くれぐれもツールを
電動工具で回すことは外れた際にケガの原因になりますのでご注意下さい。
外れる瞬間に「パキッ」という音と同時にSSTが落下しますので、あらかじめ紐などで
落下防止の対策をすることをおすすめします。

その2へ続く
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2017/10/16(月) | トラック/自動車等 | トラックバック(0) | コメント(0)

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