山口県下関市にあります通所型施設の社会福祉法人開成会大藤園の
職員が通所者であります知的障害者に対する暴行容疑で下関警察署に
逮捕される事態となりました。
TBS News-i You Tubeオフィシャルサイトより
逮捕されたのは、同施設の元職員の柳信介(35)です。
逮捕容疑ですが、平成26年2月12日頃、同施設の作業所において知的障害者の
男性(20)に対しておでこを平手打ちで3発・蹴り1発・胸ぐらをつかむ等の暴行容疑
です。
この事件ですが、同施設の職員が日常的に虐待を行っている事実について
別の職員がビデオカメラで撮影した上で下関市に対して内部告発を行って
おりましたが、下関市はこのことについてきちんと調査をしないことから
この画像が含まれるDVDをFNN(フジテレビ系)に持ち込んだことから
同報道機関がこのDVDを警察に持ち込んだことから事件として捜査を
始めたのであります。
4月に同施設は柳容疑者を懲戒解雇しましたが、容疑が固まったとして
6月10日に逮捕しました。
警察の調べに対して柳容疑者は「暴行について認める」供述をしている
との事です。
この事件の映像には、他の職員の虐待等の模様も撮影されており、
警察では映像を精査した上で捜査を進めております。
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10日に山口県下関市にあります、障害者施設の大藤園の元職員が
暴行容疑で警察に逮捕される事態となりました。
筆者もこの問題の映像や他の映像を見ましたが、まるで30年前の
誠明学園の職員の暴力を思い出させるだけの暴行が行われている
事実を目の当たりにし、驚きと衝撃を隠せない状態であります。
これらの行為が平成も28年になろうとする世の中で施設という閉鎖空間の
中で通所者に対して暴行を行うという卑劣な犯行ぶりを許すわけには
いきません。
相手が知的障害者という社会的弱者に対して暴力を以て片づけようとする
大藤園の職員の短絡さぶりは誠明学園の職員の現在の状況と同じで
あり、社会の目から見れば許されないのは事実であります。
そしてこの柳容疑者はFNNの取材に対して「虐待等はない」等ととぼける
場面もありましたが、問題の映像を見せられますと態度を豹変させて
いたことも報道されており、施設の職員が閉鎖空間でやりたい放題の
暴力三昧・虐待三昧という昭和時代から続く(この施設の設立は昭和60年1月10日
登記簿照会システムから)同施設の職員による卑劣な犯行を許すわけには
いきません。
大藤園HPでの謝罪文(当編集部がキャプチャー)
当編集部では、この大藤園の問題について今後も取材等を進めて
参りますが、大藤園はこの事件を真摯に受け止め、反省し、利用者が
安心出来る施設になって頂きたいかと思います。
そして、施設内暴力と虐待を追放するうために今後とも活動を進めて
参りますので、よろしくお願い申し上げます。
2015/06/15(月) | 東京都/児童相談所/養護施設/福祉施設の業界 | トラックバック(0) | コメント(0)