業界スコープ

【恐るべし塩カル】エンジン形式と番号の消滅にご注意を

4月も早いもので中旬に入ろうとしておりますが、相変わらず気温の乱高下は
続いており、筆者を悩ませておりますが、温かくなった事もあり、久々に整備で
もしようかと思っている読者の方もあられるかと思います。
冬場の雪を走行した、積雪地域にお住まいの方は点検整備と同時に、
「車台番号」「エンジン形式」「エンジン番号の点検も併せて
お願いしたいかと思います。

エンジン形式と番号打刻位置
エンジン形式とエンジン番号がある場所右上の写真は番号部分を拡大したものです。
写真をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。


実を云いますと、編集部の取材カーは新車登録から5年間長野県で稼働していた
経歴もあり、年数の変化と共に痛んだり、サビたりの箇所が多いのですが、
某サイトで取材カーと同じ形式の車両のエンジン形式が塩カルと経年変化と併せて
サビでが消失するという話が出ておりましたので点検をしたところ、肝心の番号が
読み取れなくなる寸前の状態になっておりました。
そこで、筆者はワイヤーブラシで清掃を試してみたところ、無事に番号を発掘する
事に成功しましたので、サビ防止のためにいつものローバルを薄く塗っておきました。

どうして、これらの事が大事かと云いますと、車検の際に、同一性の確認の項目の
中にエンジンの形式が合っているのかという項目があり、もし、読み取れない状態
になりますと、検査官の命令で車検とは別にエンジンの形式を職権打刻しなければ
ならなくなります。
それだけでなく、トラックや一部の車種ではフレームに車台番号を打刻しているもの
もあり、車台番号を喪失しますと、メーカーから製造証明書を取り寄せる準備や手間や
日数も必要となり大きな手間がかかります。それだけでなく、警察に職務質問等を
受けた際に盗難車や不正改造等と間違えられる恐れや車両を売却した際に査定価格
から最大で30%も減額されて損をする場合がありますので春の点検の際にはこれらの
項目も入れての点検をお願いします。

尚、日産QGシリーズ(13.15.18)と三菱3Bシリーズ(82.83等)は原動機の職権打刻
常連という事が運輸支局等で言われておりますのでご注意頂きたいかと思います。


2019/04/07(日) | トラック/自動車等 | トラックバック(0) | コメント(0)

【やっと完成しました】5t簡易プレス機誕生

先日からお伝えしておりますが5t簡易プレス機ですが、先日、やっと完成
しました。
今回は久々の鋼材加工から完成までをお伝えしたいかと思います。

動力源のアストロ製5tジャッキ プレスの動力源のアストロ製5tジャッキです。

材料搬入とローバル処理
某ホームセンターにて、材料である厚さ5mm×幅75mm×5.5mの溝型綱を購入
しましたが、購入したままの状態では長さが覆面トラックの荷台に乗り切らない
ため、お店で切断サービスにて約1/2でカットして頂いてから覆面トラックで編集部に
搬入しました。

ローバル塗布

搬入したままにしておきますと、サビが出てきますので、塗る電気めっきで有名な
ローバルを塗布して乾燥させました。

切断と組み立てと仮溶接
乾燥するまでに約1時間かかりますので、その間に高速切断機を準備したり、
昼食を取ったり、設計図を再度見直したりして切断に備えました。

中古高速切断機日立工機H-14A 先日残りのバッテリーが交換された編集部の溶接機BDW-170MS
写真左:先日導入した中古高速切断機 写真右:残りのバッテリーを交換したばかりの溶接

設計図を元に高速切断機で材料を切り出していきます。
切断する際ですが、高速切断機で材料に線などを引いて切断を行いますと
約5mm程寸法が取られてしまいますので、切断する際は刃の外又は内側
からスケール等で寸法を合わせて切断しますと正確な寸法で切断出来ます
のでご参考に願います。
切断が終りましたら、仮溶接を2.6mmの溶接棒で110Aの電流で仮溶接をして
いきます。
この際に引っ張られて歪んだり、曲がったりが出ますので、余っている鋼材で
寸法を出しながら仮止めをしたり、ハンマー等で逆方向に叩くとうまくいきます。
ご参考までにこちらの動画をご覧になる事をおすすめします。

本溶接をする前に残りのバッテリーを3つ交換しなければなりませんので、
本溶接は後日行う事にしました。

仮溶接完了
仮溶接が完了しました。

本溶接とジャッキ固定金具取り付け
先日、注文したバッテリーが千葉から届きましたので、各部を3.2mmの溶接棒で
140Aの電流にて本溶接します。
本溶接が終りましたら、今度はジャッキを取り付けるためのブラケットを作成します。
6mmのプレートを2枚と3mmのフラットバーを用いて作成しました。
2枚のプレートのうち1枚はUの字にくり抜いてジャッキがはまるように加工しました。
それぞれのプレートをフラットバーを用いて溶接し、取り付けブラケットを作りました。

ジャッキ固定金具位置合わせ中
作成したプレートと本体上部に墨を出して位置合わせをしているところです。


位置合わせが終りましたら、点付けをしてから本溶接をします。

ジャッキ固定金具溶接中
溶接が終りましたら、各部のスラグをチッピングハンマーで叩いて取り除き、
ブラシで清掃をして仕上げに入ります。

2度目のローバル処理と塗装
溶接時の高温やスパッター等で剥がれたりしている箇所がありますので、
2度目のローバル塗布を行いました。

ジャッキ固定金具溶接完了
溶接が完了した直後の状態。ローバルの剥がれや溶接焼けが
ありますので、再度のローバルを塗布しました。


ホームセンターで特価品のソフト99トヨタ用ブラック ホームセンターで特価品だったソフト99トヨタ用ブラック

ホームセンターで特価のトヨタ用ブラックを3度塗りで仕上げました。

5tプレス完成1

完 成 し ま し た !


計画から完成までに約1ヶ月の時間と約1万円の費用がかかり
ましたが、購入するより半額で作成できました。
これでブッシングの打ち替えやハブベアリング等の交換等が
短時間にできるようになりました。
そして、様々な作業にも活用できそうですので、今後の活躍を
楽しみにしたいかと思います。


2018/10/15(月) | 編集部の模様替え/修理等 | トラックバック(0) | コメント(0)

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