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関東西部運輸(株)事業認可取り消しへ

関東運輸局は本日8日付けで、千葉県野田市に所在する運送会社の
関東西部運輸株式会社に対して累積点数が取り消し基準の
80点を超えたとして4月22日に運送許可の取り消しを行う事を
発表しました。

許可取り消しを伝える関東運輸局のプレスリリース
事業許可取り消しを伝える関東運輸局のプレスリリース
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一般メディアや業界メディア報道や運輸局の発表によりますと
関東西部運輸では乗務員の乗務時間が月に216時間を越える
超過勤務について昨年より労働基準監督署運輸局等の
監査や是正勧告等を受けておりましたが、改善が見られないとして
今年1月には特別監査を運輸局から受けた結果、累積点数が取り消し
基準の80点を超過したことから事業認可の取り消し処分となりました。
関東西部運輸では大手3社の宅配便の路線便の運行を行っており、
車両数も500台を越え、準大手ではトップだという事です。
今回の件を受けて宅配便の配送に影響が出る事が懸念されて
おります。



準大手の西部運輸系列の関東西部運輸株式会社の事業許可が
取り消される事になりました。
大手クラスで許可取り消しではタクシー大手のケイエム以来の事に
なりますが、同社が扱っている荷物は大手3社の宅配便(所謂専属傭車)
の下請けで路線運行を行っていたとの事ですので同社が取り消しで
抜ける事によって宅配便の配送に遅延が発生する懸念は拭いきれません。
ですが、筆者も以前はこの会社と同等の会社におりましたが、一日の
勤務が16~18時間と長く、運輸局から事業停止命令を受けましたが、
会社はその後、車両と従業員を新たに作ったペーパーカンパニーに
移して営業を今でも続けておりますが、昨年、運輸局の監査で44点も
点数が付けられていた有り様でした。

このように、運送会社はお客様のニーズに答えるために一部では
違法と知りながらも営業をせざるを得ない状況が続いているのは
云うまでもなく、今月から施行された改正労基法の影響から今回の
同社のように大きな処分を受ける運送会社が増えることが懸念されて
いるばかりでなく、そこで働く運転者の皆様の収入にも大きな打撃
になるのでは生活をしていくことは困難であります。
お役人も労働者を守るをタテに取り締まりばかりをするのではなく、
違法にならないように事業者を指導し、経営者の皆様には従業員が
決められた時間で納まるように荷主との交渉も必要になってくるのは
事実であります。
荷主の皆様にも場合によっては運輸局や労働基準監督署から監査や
処分を受ける場合もありますので、お互いの事情もありますがコンプラ
イアンスについて話し合いの場を持つべきだと思います。


2019/04/08(月) | トラック/自動車等 | トラックバック(0) | コメント(0)

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