業界スコープ

【やっと完成しました】5t簡易プレス機誕生

先日からお伝えしておりますが5t簡易プレス機ですが、先日、やっと完成
しました。
今回は久々の鋼材加工から完成までをお伝えしたいかと思います。

動力源のアストロ製5tジャッキ プレスの動力源のアストロ製5tジャッキです。

材料搬入とローバル処理
某ホームセンターにて、材料である厚さ5mm×幅75mm×5.5mの溝型綱を購入
しましたが、購入したままの状態では長さが覆面トラックの荷台に乗り切らない
ため、お店で切断サービスにて約1/2でカットして頂いてから覆面トラックで編集部に
搬入しました。

ローバル塗布

搬入したままにしておきますと、サビが出てきますので、塗る電気めっきで有名な
ローバルを塗布して乾燥させました。

切断と組み立てと仮溶接
乾燥するまでに約1時間かかりますので、その間に高速切断機を準備したり、
昼食を取ったり、設計図を再度見直したりして切断に備えました。

中古高速切断機日立工機H-14A 先日残りのバッテリーが交換された編集部の溶接機BDW-170MS
写真左:先日導入した中古高速切断機 写真右:残りのバッテリーを交換したばかりの溶接

設計図を元に高速切断機で材料を切り出していきます。
切断する際ですが、高速切断機で材料に線などを引いて切断を行いますと
約5mm程寸法が取られてしまいますので、切断する際は刃の外又は内側
からスケール等で寸法を合わせて切断しますと正確な寸法で切断出来ます
のでご参考に願います。
切断が終りましたら、仮溶接を2.6mmの溶接棒で110Aの電流で仮溶接をして
いきます。
この際に引っ張られて歪んだり、曲がったりが出ますので、余っている鋼材で
寸法を出しながら仮止めをしたり、ハンマー等で逆方向に叩くとうまくいきます。
ご参考までにこちらの動画をご覧になる事をおすすめします。

本溶接をする前に残りのバッテリーを3つ交換しなければなりませんので、
本溶接は後日行う事にしました。

仮溶接完了
仮溶接が完了しました。

本溶接とジャッキ固定金具取り付け
先日、注文したバッテリーが千葉から届きましたので、各部を3.2mmの溶接棒で
140Aの電流にて本溶接します。
本溶接が終りましたら、今度はジャッキを取り付けるためのブラケットを作成します。
6mmのプレートを2枚と3mmのフラットバーを用いて作成しました。
2枚のプレートのうち1枚はUの字にくり抜いてジャッキがはまるように加工しました。
それぞれのプレートをフラットバーを用いて溶接し、取り付けブラケットを作りました。

ジャッキ固定金具位置合わせ中
作成したプレートと本体上部に墨を出して位置合わせをしているところです。


位置合わせが終りましたら、点付けをしてから本溶接をします。

ジャッキ固定金具溶接中
溶接が終りましたら、各部のスラグをチッピングハンマーで叩いて取り除き、
ブラシで清掃をして仕上げに入ります。

2度目のローバル処理と塗装
溶接時の高温やスパッター等で剥がれたりしている箇所がありますので、
2度目のローバル塗布を行いました。

ジャッキ固定金具溶接完了
溶接が完了した直後の状態。ローバルの剥がれや溶接焼けが
ありますので、再度のローバルを塗布しました。


ホームセンターで特価品のソフト99トヨタ用ブラック ホームセンターで特価品だったソフト99トヨタ用ブラック

ホームセンターで特価のトヨタ用ブラックを3度塗りで仕上げました。

5tプレス完成1

完 成 し ま し た !


計画から完成までに約1ヶ月の時間と約1万円の費用がかかり
ましたが、購入するより半額で作成できました。
これでブッシングの打ち替えやハブベアリング等の交換等が
短時間にできるようになりました。
そして、様々な作業にも活用できそうですので、今後の活躍を
楽しみにしたいかと思います。


2018/10/15(月) | 編集部の模様替え/修理等 | トラックバック(0) | コメント(0)

自作油圧5tプレス機を設計してみました。

今年の車検プロジェクトでは昨年同様にロアブッシュ一式の交換という大規模な修理を
行うに当たって自作プレス機を制作する事になりました。
設計をする必要に迫られた背景に昨年の車検プロジェクトでホイールベアリングの交換
際にねじ式のSSTを使いましたが、かなりの力を必要とする事から力と時間がかかりました。
今年の車検プロジェクトではブッシングをかなりの数を圧入する必要があり、ねじ式の
工具では時間がかかることから、今年は迅速化を図るべく、自作5tプレス機を制作する
事にしました。

  CAD画面
  当編集部ではdynamicdrawを使用して普段からフリップ等の作成を行っております。
  今回は尺度はいい加減ですが、筆者が簡易CADとして使ってみました。


プレス機ですが購入すれば、1万円以上し、送料もバカになりません。
当編集部には6月に溶接機を導入し、今月は高速切断機も導入し、制作の道具は揃って
いる事から自作した方が安上がりと云うことで思い切って設計をしてみました。
これらの図面を書くに当たっての知識は誠明の業界で2年の時に職補の時間に卓球部の
顧問の先生でもあり、木工の先生でもありましたタ〇ア〇から教わった手書き図面引きの
知識と筆者が持つコンピューターの知識を併せて今回の図面を書き上げました。

自作5tプレス設計図
完成した5tプレス機の設計図面(クリックすると、大きくなります)
これらの画像はCube PDFを使用してJPG形式のファイルに
変換しました。
こちらもフリーソフトですが、高機能+高性能なプリンタードライバです。


設計図もできましたので、この図面を元に制作にかかりたいかと思います。
忙しくなりましたが、年内に修理を終わらせることが出来ればと思います。



2018/09/29(土) | 編集部の模様替え/修理等 | トラックバック(0) | コメント(0)

中古高速切断機を導入しました(日立工機 H-14A 昭和58年式)

今回の車検プロジェクトでは前後のロアアームのブッシングの交換を行うために
自作プレス機を制作し、鋼材等の大きな材料を切断する必要に迫られました。
しかし、編集部にはディスクグラインダーしかなく、これらの大きな鋼材を切断する
には無理がありましたので某オークションで中古高速切断機を落札しました。

中古高速切断機日立工機H-14A
中古高速切断機 日立工機製 H-14A型 355mm 昭和58年式 某オークションで5,396円で落札

オークション画面 オークション時の画面です。画像をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。

中古高速切断機日立工機H-14A銘板 中古高速切断機日立工機H-14A左側
写真左:機器銘板。銘板には1983年製と打刻されております。 写真右:左から見た写真
それぞれのサムネイルをクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。


今回落札した高速切断機日立工機製のH-14Aという355mmの中型機です。
この高速切断機の製造年度を銘板から確認したところ、1983年(昭和58年)と
記載があり、製造から35年を経過しておりますが、まだまだ現役バリバリの
古参ですが、この製造年を筆者からしますと、親の離婚問題で新潟に住んで
いた時期に当たりますが、まさか、こんなところで入手する事になろうとは
予想もしておりませんでした。
先日、さっそく写真にもありますが、75mm×40mm厚さ5mmの溝型綱を
切断しましたが、途中でトラブルが発生し、止まってしまいました。
止まってしまった原因ですが、手前側のカーボンブラシが社外部品で品質が
悪かったのが原因でした。
たまたまあらかじめ業販で入手してあった純正の38番のカーボンブラシと交換した
ところ、復旧し、最後までパワフルに動いてくれました。
交換カーボンブラシ日立工機純正の38番と44番と異種のカーボンブラシ
使用します。

 
交換用カーボンブラシ品番

       日立工機純正品番

  手前側・・・・・・・・38番(400円税別)
  奥  側・・・・・・・・44番(400円税別)


   お詫びと訂正
  先日の記事で交換用カーボンブラシの奥側の品番を19番と
  お伝えしましたが、機器の製造から35年以上を経過しており、
  この長い月日の間にメーカー側で品番の改訂があった模様で、   カーボンブラシに記載の品番を鵜呑みにして部品の発注を
  すると別の形状で高価な物が届く事が判明しました。

謝発注の 日立工機 999-019
      ブラシに書かれている品番を鵜呑みにして発注すると間違った形状の
       高価なカーボンブラシが届きます。

  困り果てた筆者は業販店の店頭で正しい品番の物を探した
  ところ、純正品番で44番が合致する事を確認しました。

正しい品番 日立工機 999-044
    正しい品番のカーボンブラシは44番です。
    元のカーボンブラシは新品に比べ磨耗しておりますので
    筆者は先程、正しい品番のカーボンブラシと交換しました


  読者の皆様におかれましては、この機種の奥側のカーボン
  
ブラシの純正品番は44番(品番:999-044)となりますので
  カーボンブラシをお求めの際には品番にご注意下さい。

  謹んで、お詫びと訂正をさせて頂きます。



社外品は一慨にダメとは云いませんが、これらの古い機械には寿命を延ばす
ためにも純正部品をお使い頂きたいかと思います。
そして今回は切断刃も日本レジボン社製の飛騨の匠355mmをセットしました。
この刃には安全対策として補強が入っており、万一の際には割れた刃が飛び
にくいという安全設計がされております。
これら高速切断機の刃の交換には労働安全衛生法59条が定める特別教育
必要ですので、読者の皆様におかれましては、使用前にこれらの資格を取得
した上でお使い頂きたいかと思います。
※筆者は「研削といしの取り替え・試運転の業務」の資格を所持しております。

高速切断機も導入したことにより当編集部の作業機械がアーク溶接機と
合わせて一つのファクトリー化してきましたが、これらの機械が読者の皆様の
お役に立てる記事を作る原動力として活躍する事を筆者としましては期待して
おります。
車検プロジェクトの推進の力となることは間違いありません。


2018/09/24(月) | 編集部の模様替え/修理等 | トラックバック(0) | コメント(0)

【今度はダイオード!?】溶接機の充電系統に異常が発見されました

先日の記事で溶接機のバッテリー交換を行い、テストをしてホッとしたかと思ったら
充電が出来ないトラブルが発生した事を書きましたが、事態はとんでもない方向に
進もうとしております。

先日の記事でバッテリーの端子の調子がおかしいと書きましたが、その後、ブースター
ケーブルで機器のバッテリー端子に直結するなどの試験を行ったりして故障箇所を
探す事に追われました。
ですが、バッテリーと直結をすると、充電器が停止するという故障が新たに発見され、
バッテリー直結試験やテスターでの電圧測定の結果、バッテリー端子には異常がない
事もわかりました。
ですが、不具合箇所はどこかに絶対ありますので、筆者はデジタルテスター
疑わしい箇所を調べておりましたが、充電機構にある整流用のブリッジダイオード
怪しいという事がわかりました。

中華製デジタルテスター 中華製デジタルテスター ホームセンターで1,600円

コントローラー上部
コントローラーを上から見たところです。(筆者撮影)

不具合が発見されたダイオードの場所
新電元工業製S25VB60整流ダイオード基盤側ダイオード
それぞれの写真をクリックすると、大きな画像でご覧頂けます。

ですが、これらの部品は汎用FA(ファクトリーオートメーション)等に使われている汎用品が
使われており、部品の型番等から新電元工業製の製品であることがわかりましたので
いつもの業販サイトにて検索してみたところ、大きい方のダイオードはありましたが、
基盤側のダイオードは生産が終了し、代替品が出ておりました。
しかし、出荷単位が10個単位と数量が多すぎますので新たに見つけた業販サイト
探したところ、1個単位でありましたので両社に対して本日、部品の発注を行いました。

部品の発注は終りましたので、後は届いてからの仕事となりますが、その間に充電が
されていない状態で電池を放置することはバッテリーの寿命に悪影響を与えかね
ませんので、5月の給湯器のリモコンの取り付けの際に余った電線を活用して
緊急充電のためのケーブルを作成して3月に導入しました大自工業製SC-1200
低アンペア電流(2A)での充電で復旧作業を記事を執筆している現在も進めて
おります。

大自工業製SC1200で緊急充電中
即席で緊急充電ケーブルを制作し、大自工業製SC-1200で緊急充電中です。
この充電器は価格の割に様々な種類や容量のバッテリーに対応します。
安全性も高く、扱いも簡単ですので一家に1台あると便利な万能マイコン充電器です。


中古機器は中古車同様に不具合があるのはつきものですが、部品交換で何とか
復旧すればと思っております。
苦労の連続が続く筆者の現状でした。





2018/06/24(日) | 編集部の模様替え/修理等 | トラックバック(0) | コメント(0)

ただ今作業中です(デンヨー BDW-170MS 電池交換)

コントローラー上部

お酒プロジェクトの忙しい最中に、筆者はコツコツと先日導入しました溶接機の電池の
整備を行っております。
整備の結果ですが、長年の使用で電池の劣化が確認され、交換が必要となりました。

旧バッテリー 劣化が確認された旧バッテリ


コントローラー部の電池ボックス コントローラーも重いわけです。ここにも電池が直列で3つも格納されておりました。

コントローラー部が40Kgと重い原因は写真の通りでありますが、この部分にも
バッテリーが格納されており、重量の約半分近くを占めていた事がわかりました。
そして、分割された下側には6個の電池が直列と並列を併用して(12V×3の直列
2セットを並列で2列)接続されており、合計で36Vで3列の並列接続という事に
なります。
これでは、機械の上げ下げを人間一人の手で行うのは並大抵なことではない事が
お分かり頂けるかと思います。(エンジン式に比べればトータルでは軽量な部類です)
当編集部はアパートの一室であり、マンションのようにエレベーターなんていう便利な
ものはありませんのでホイストで揚重(ようじゅう)せざるを得ないのは事実です。
揚重するための治具(じぐ)を制作するためにもこの溶接機の働きがなければ実現
できませんので重要なウェイトを占めているのは事実であります。
そして当編集部がバッテリー式の溶接機を導入せざるを得なかった理由は編集部の
電力の関係で(単相2線 30A)200V電源が使えないと云う事情もあります。
ですが、この機械に搭載されておりますバッテリーは産業用ディープサイクルバッテリー
で国産の純正品の価格(12PF17)は1つで約15,000円と高額ななため、今回は輸入品の
バッテリーで代替を進める事にしました。

LONGWP20_12.jpg
台湾KUNG LONG社製WP20-12 驚きの価格で日本国内製の約半額以下です。
バッテリーの交換費用は9本全て交換で約3万4000円程(税込)です。(国産品は9本で約135,000円~です)
しかも、RU等の安全規格に適合しており、機関の認証マークを製品に表示する事を許可されている
グローバルな海外メーカーであります。


今回のバッテリー購入ですが、一部が発熱していると云う事で福岡県の会社から購入
しましたが、注文から到着までに1週間近く(輸送の事情を考慮しても)時間がかかり
すぎるため、他社を探していたところ、福岡の会社より納入が早く価格が安いだけで
なく送料も無料にしてもらえる千葉県の会社に発注したところ、納期が翌日と早いため、
残りの3つを(最低動作補償のため)同社にリピートオーダーで発注しました。

片バンク待機中 片側バンクが新バッテリーの到着のために待機しております。

新しい電池の到着 新しい電池が千葉から到着しました。

バッテリー到着後、初回充電をしてみたところ、コネクターをずらさないと充電が出来ない
不具合も発見されましたので、本日、メーカーであるデンヨーに問い合わせたところ
「あり得ない」と云う回答を頂きました。

問題が発生した接続コネクタ 問題が発生したコネクタ(アメリカ アンダーソン社製)

このコネクターですが、長年の使用や移動等の振動等で端子が磨耗して接触不良を
起こしていると思われますので、後日、部品交換を行う予定であります。

中古機械であっても中古車であっても不具合の発生は所有者の責任でもありますので
後日、部品を取り寄せて交換したいかと思います。








2018/06/18(月) | 編集部の模様替え/修理等 | トラックバック(0) | コメント(0)

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