業界スコープ

警戒地域への一時帰宅が始まりました

福島第1原子力発電所の一連の事故を巡って警戒地域に指定されている
一部の市町村で川内村など20Km圏内への一時帰宅が先日行われました。
今回の目的は避難をした際に自宅へ実印などの貴重品や自営業者等の
会社の帳簿や写真や衣類などを持ち出すために行われました。
この制限地域への立ち入りは今後町村ごとに順番に行われますが、
今回の立ち入りでは70cm四方のビニール袋1つだけという制限がついており、
被災者の間では避難圏内においてある自動車や重機などが持ち出せなかったり、
東電の対応に対して不満の声が挙がっており、今後に問題を持ち越すことに
なったのは事実であります。
報道を見て筆者が思ったことは、地方で暮らす住民の生活必需品である自動車や
災害復旧に必要な重機が圏外に持ち出せないということは復興への足かせになって
いるのは事実であります。
そして、今回の制限地域への立入りに際して、宛て名のない誓約書に東電や政府
被災者の皆様に署名捺印を求めたり、書類中に「自己責任」という項目を設けたのか
不思議でなりません。
放射能問題は東電の側に責任があるにも関わらずよくヌケヌケと誓約書だなんて言う
ことが言えるのか常識を疑いたくなります。
今回の川内村への立入りから生じた問題に対してや東電はもっと積極的に被災者の
声を聞いて是正するべきだと筆者は思います。


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2011/05/12(木) | 震災・災害等 | トラックバック(0) | コメント(0)

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